森でとれるポルチーニの中に男の子が包まれているような、とても可愛らしいオーナメントです。
 
上に紐通しがついており、吊るして飾れるようになっています。
 
サイズ：長さ13cm
 
コットンドールオーナメントコットンドールは、19世紀にドイツで生まれたクリスマスツリーオーナメントで、ツリーオーナメントの初期に飾られていたものです。
 
初期のクリスマスツリーは、ドライフルーツや、紙や藁細工、薄いウェハース生地(教会で使われる聖体)などで飾られていました。その後、骨組みに綿を巻き、小麦粉で溶いた水を塗って固めて作る、人形たちが生まれました。
 
ただ、その後ガラス細工のオーナメントが作られるようになると、コットンドールたちは作られなくなりました。一方で社会主義の時代、東側の国々ではこのコットンドールが作られました。特にソ連邦で作られていたようです。
 
今回この子たちはブルガリアからやってきました。熊さんやソリに乗る子はドイツ時代のアンティークです。童話の世界から出てきたような個性が一つ一つのお人形にあり、小さくて羽のような軽さながら、独自の世界観がある素晴らしい存在です。
 
私のところに来る前には何十年にも渡り、誰かのクリスマスを見守り、温めてきたお人形たち。次のお家は日本になるのでしょうか。誰かが大切にしてきた愛情も含めて受け取れる。アンティークの素敵なところですね。
 
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